淡路共同造船(株)研究・開発 特許取得 :<第2971008号>
19GTボート持ち上げ時
19GTボート持ち上げ時
ご 挨 拶

近年、港湾工事の状況も内港から外港、沖合へ移ってきており、作業船もより厳しい気象・海象条件への対応が求められてきています。
特に沖合での作業中において、従来のバージ連結装置では、連結部を一時的又は瞬間的に離脱しなければならず、そのため、ボートへの乗り移りが危険であり、又連結装置の損傷・摩耗の原因となっています。
そこで、我社ではプッシャーボート及び船員の安全を確保できるようなバージ連結装置を研究・開発いたしました。

装置の概略

ボート側の連結ピンをバージ側のレセプタクルに結合させ、レセプタクル本体をバージ側油圧シリンダー装置で強制的に上下し、またはフリーにすることができる装置です。
連結装置はプッシャーバージ船団の用途等により、2点支持から4点支持で構成されます。
連結状態
連結状態
特 徴
ボートは常時、バージ側と連結しているので波浪によるボートの上下運動はないので、ボートへの乗り移りが安全かつ容易です。
荒天航行中、船尾より追い波を受けてボートに大波が乗っても連結されているため、ボートは安全に保たれています。
バージ側油圧シリンダー装置をフリーにしておけば、連結したままで荷役作業が出来ます。
バージ側油圧シリンダー装置により、ボートを強制的に持ち上げることができ、バージ側吃水ぎりぎりの浅瀬まで、航行することができます。
バージ側油圧シリンダー装置により、ボートをさらに持ち上げることができ、ボートのプロペラ等にロープや網がからまった時にも、水中に潜らなくても小舟で近付き容易に取り除くことが出来ます。
連結装置の損傷・摩耗がほとんどないため自然腐食以外、部品の交換の必要はありません。

連結装置
連結装置


お問い合わせは

淡路共同造船株式会社まで




【back】